2019/09/12 16:32

【生育情報・フランス】 (2019年8月半ばまでの状況)

 

今回皆様にお知らせするのは、8月半ばまでのボージョレ地区のブドウの生育状況です。

 

ボージョレ地区の生育状況は北部と南部で大きな違いを見られます。

 

「ピエール・ドレ(黄金の石)」と呼ばれる南部では、雹の被害を受けたことにより、収穫量が減少すると予測されます。幸運なことにクリュ・ボージョレを含む北部は今のところ無事です。品質面としては、素晴らしいヴィンテージになる見込みです。

 

「ヴェレゾン(ブドウの実の色づき)」と呼ばれる生育期は、ほぼ終わりを迎えていて、ブドウの実の味わいは、とても高いアロマのポテンシャルを示しています。

 

被害をもたらした雹以外に、穏やかな雨が降ったおかげで、ブドウの実のサイズが大きくなりました。夏季の温暖な天候と夜間の涼しさが、順調な成熟をブドウにもたらすことを期待しています。

 

雹の被害のない畑では、良好な衛生状況が保たれています。これから数週間は晴れが続きそうな天気予報です。成熟が早い畑では9月5日ごろから収穫が始まるのではないかと考えています。